AIは人間に勝てるのか
こんばんは。
今回の記事は今日読んだ本の内容についてです。
読んだのはこちら↓
読みやすいうえに分かりやすくAIがどのように発展したのかなどが分かります。
とても良かったです。
この本で私が知りたかったのは、
①AIにできることとできないこと。
②AIの台頭によって未来はどうなるのか。
ということです。
①AIにできることとできないことについて
ざっくりまとめると、
AIは情報を使って判断することは出来るが、意味を考えることはできない
ということ。
今開発されている東ロボくんはセンター試験の東大合格レベルには達しておらず、
MARCHレベルの偏差値らしい。
センター試験の数学や社会は得意だが、国語や英語は苦手。
計算ができるのは分かるが
なぜ社会も比較的高い点数がとれるのかというと
「○○世紀、××が△△した」というような大量のデータを記憶できるから。
しかし、AIに難しいのは意味を判断すること。
「私は岡山と広島に行った」(二か所の場所に行った)と
「私は岡田と広島に行った」(岡田さんと行った)
の意味の違いが分からない。
だから、まだまだ東大レベルには達していないらしい。
そして人間の脳と同じレベルの人工知能をつくり出す技術も
当面は出てこないらしい。
なぜなら、AIはコンピューターであり、全て計算によって処理しているが、
人間自身が脳がどう感じてどう働いているのか計算によって表すことができないから。
なーんだ、意外とそんなもんなのか、、
と思っていたら大間違い。
AIがもたらす未来は今とは全然違ったものになる可能性も高い。
②AIの台頭によって未来はどうなるのか。
すでによく言われていることだが、多くの仕事がAIによって代替される。
AIが台頭しても完全に代替できない仕事ももちろんある。
AIの台頭によって新たな仕事が生まれるという見解もあるが、
それが人間すらもできるかどうかは分からないらしい。
筆者(新井紀子さん)の未来予想は
「企業は人材不足で頭を抱えているのに、社会には失業者で溢れている―――。」
(p273)
です。(ベーシックインカムについては早計だという意見)
かなり暗い未来予想ですがそうなる可能性も十分にあり得るような気がしました。
じゃあ、AIが台頭する未来で生き残る人間になるにはどうすればいいのか??
それはAIが苦手な分野で戦える人間になるしかないのです。
具体的には
・意味を理解する人間、読解力の高い人間
・柔軟性のある人間
・発想力のある人間
こんな人間です。
いつまでも型にとらわれ同じような考え方のできない人や、
「言われたことだけやっていればいいや」と考えているような人は
どんどん世の中から必要ない人としてAIに淘汰されてしまうことでしょう。
今後の勉強の仕方も柔軟に変えていく必要がありそうです。
将来も人にしかできないと考えられている多くの仕事は
人を相手にする仕事でした。
その分野では、
他人を思いやる気持ちや高い共感力、相手を笑顔にさせる力がある人が生き残るのではないでしょうか。
自分の周りにいる人を幸せな気持ちにさせられるような人間になりたいなぁと改めて思いました。
ほかにもこんなものもあります。
私が日本にいたころよりもたくさんAIに関する本が出ています。
では。