元駐在員だからこそ伝えられること
本帰国して実家に帰ってから
家で中国の文化や上海の街の様子について話す機会が多くなりました。
その一方で、私が上海に行く前から中国や世界情勢について興味を持ち
たくさんの本を読んできた父親が進化を遂げ、
最近は本だけでなくテレビ、ネットも使って勉強しているようで、
自分の父親が自分以上に中国の歴史全般、家の値段や人民元の動き、
労働者の状況などについても詳しく知っていることに気付きました。
このことで、
自分が駐在生活で学んだことは
勉強すれば分かるものなのだろうか??
と自分の駐在体験の価値を振り返る機会になりました。
そこで駐在生活を経験したからこそ
伝えられることについて書こうと思います。
①現地の食べ物の味やにおい
「この料理はこんな食感でこんな味だった。美味しかった。」などというのは
体験したからこそ説得力を持って伝えられます。
日本に売っている中華料理は基本的に日系中華で本格的なものとは
全くといっていいほど違います。
この点は自信を持って伝えられることだと思います。
また中華料理といっても
とても種類も多くそれぞれ特徴もあるので、
そのことについても詳しく伝えられると思います。
②現地と日本の物価の違い
これは旅行しただけではなかなか身に付かないと思います。
これは上海ならこのくらいの値段だったとか、
外食での値段の感覚など、自分の身に染みているのでこれも伝えやすいと思います。
③街の様子や建物のサイズ感
父は中国に何度か実際に出張や旅行に来ているので、この点については実際に感じられているかもしれませんが、
毎日生活していたからこそ見たびっくりな光景やローカルな市場の雰囲気、
スーパーで並んでいるものなど
自分が見て感じたものは伝える価値のあるものだと思いました。
朝とかに売ってる生きた食用の鳥↓
東方明珠↓
④実際の中国人友達の声、中国に駐在している日本人の様子
上海での人とのつながり自分にとってはまさに宝物です。
今までにない価値観や考え方をたくさん教えてくれました。
日本では中国に偏見を持っている人が多いかもしれないけど、
何人もの中国人と交流を持ってきた私が自信を持って言えることは
「中国人は優しい人が多い」ということです。
価値観や文化が違っても、
「私は私、あなたはあなた」という個性を認めあえたところや
私が困ったとき全力で助けてくれたこと
たくさんの貴重な体験ができたと思います。
☆今駐在生活をしている方、これから駐在生活をする方へ☆
駐在生活で得た体験は日本に帰ってから、必ず価値のあるものになると思います。
もっとその土地で感じたことをたくさんの人に伝えられるように、
・言語を勉強して、できるだけその土地の人と交流してください!
・ローカルな料理や生活を思いっきり楽しんでみてください!
・日本と違う、面白いなと思ったことは、
できるだけ写真を撮ったり記録しておいてください!
そして、帰国してからもしくは駐在生活しながら
その体験を色んな人に伝えてください!!
帰国して母国での生活を再開すると
やはり中国での生活の記憶は薄れていくと思います。
私ももっとローカルな写真を撮っておけばよかった!と後悔しているので、
今駐在生活している方は悔いのないよう駐在生活を楽しんでほしい!と思います。
では!