イラつく妻とそれに気づかない夫の原因。
こんにちはお久しぶりです。
最近こんな相談を受けました。
ある男性友達から
「同棲している彼女に怒られがちで、いつもびくびくしてしまう。」
また別の女性友達から
「同棲している彼氏の家事能力が皆無。イライラする。」
私も似たような経験はあるので、二人の友達が言っている環境はよく分かります。
そこでどうすればいいのか考えました。
まず、妻がイライラする理由ランキングです。
(以下データは2016年6月7日にNHKの“クローズアップ現代”で放送された『妻が夫にキレるわけ~2800人の声が語る現代夫婦考』より)
1位 「私(妻)の気持ちを理解していない」
2位 「子どもと同じように世話しなければならないから」
3位 「夫が家庭のことを顧みず、自己中心的だから」
となっています。
それに対し、夫側に対する調査では66%が「妻がイライラする理由が分からない」もしくは「分からない時がある」と答えています。
1位に出てくる「妻の気持ち」とは、「家事の大変さや辛さ」を分かっているのか。
ということが大きいと思います。
平成28年の社会生活基本調査 総務省の調査によると、
男女(共働き世帯)の家事時間の平均は
女性 4時間54分
男性 46分
となっており、男性の家事労働時間は女性の約15%となっています。
さらに、子供の年齢が6歳未満の場合、家事時間は
女性 7時間34分
男性 1時間23分
となり、女性の負担が大きくなります。
ちなみに仕事時間は女性が4時間44分、男性が8時間31分です。
家事時間、仕事時間合わせても女性の方が多く時間を費やしていることが分かりますが、
「家事労働」の大変さを認めてもらえないなどに対する
「不公平感」を持っている女性は多く、
これが夫に対する強い恨みのような気持ちに変わってしまうらしいのです。
番組内である共働きの主婦の方は
「すごく平等じゃないなってことは、やっぱりありますね。結局、私が全部やるのね、みたいな。」と言っています。
(「わ、わかる~~~~」と思う主婦の方多いのでは?)
また、番組内では男女の脳の違いにも、妻がイラつく原因があるのではないのかと考えられています。
妻の夫に対する不満で
「同じこと何度言っても忘れてイラつく」とありましたが、
その意見に対し専門家の分析によると、
一般に男性は不快なことを感じると、短期記憶をつかさどる偏桃体という脳の部分が反応するそうですが、
女性の場合は不快なことを感じると、長期記憶をつかさどる前頭前野という部分が反応するそうです。
つまり、男性の方が「注意された」などの不快なことを忘れやすく、
女性の方が嫌なことを覚えているというのです。
さらに、男女で脳の構造が違うのは「上側頭溝」という部分で、
相手の気持ちを忖度したり、言ってはいけないことをその場で言わないという行動をつかさどる部分が女性の方が発達しているため、
女性は「言わなくても分かるでしょ」と思い、
男性は「言ってもらわないと気づかない」となるわけです。
そして決定的な違いは
女性は自分の心情への理解を求めていることに対し、男性は問題の解決策などを言ってしまうということが大きいようです。
以上のことから考えられる、イラつく妻に対する夫の解決策は
・「大変だったね」「辛い思いさせてごめん」というような共感するアプローチをとる。
・男性の家事への貢献度を上げる。(家事スキルを磨いて短時間で多くのことをこなせるようにする)
ということが考えられるのではないでしょうか。
逆に妻ができる対策は
・言葉でしっかりと伝える。
・何度も忘れてしまってもしょうがないと思う。
・ストレス発散の場をつくり、怒らないよう気持ちのコントロールをする。
ということだと思います。
私も頑張らねば...(;'∀')
また、専門家によると夫からの「何か手伝おうか」という声掛けは
当事者意識の欠如を露呈するもので、良くない言葉がけだそうです。
(夫のいる女性なら多くの人が経験したことあると思いますが、女性が求めているのは、何も言わなくても状況を理解して動いてくれる夫ですよね。)
さらに部屋が片付いていない状態も夫婦関係に悪影響を及ぼすとも言われています。
夫婦が一緒に住まう空間はとても大事です。
掃除や片付けはどちらかの役目ではなく、
夫婦ともに気を遣って部屋をきれいな状態に保ちたいですね。
私も旦那との関係を良好に保ち続けるために勉強したいです。
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では!