どうなる?日本の未来②
一連のブログで最近読んだ未来に関する本の内容をまとめて考察しています。
参考文献は↓
①『10年後の仕事図鑑 新たに始める世界で、君はどう生きるか』堀江貴文 落合陽一2018年
②『未来の年表 人口減少の日本でこれから起きること』河合雅司 2017年
③『2052 今後40年のグローバル予測』ヨルゲン・ランダース 2013年
前回の記事はこちら↓
今回は
②と③の本の中で主張されていることを整理していきます。
②『未来の年表 人口減少の日本でこれから起きること』
今後日本で起きること
・介護離職増大による人材不足。
・火葬場不足。
・無年金、低年金の高齢者増大。
・警察、消防士、自衛隊の不足。
・国立大学は学生確保できず、倒産する可能性。
・地方の百貨店、銀行、老人ホームは消える。
・2050年ごろには食料争奪戦が起きる。
・東京に多くの高齢者が流入。→医療・福祉施設の不足に陥る。非居住エリアが拡大。
☆AIや移民に頼るには限界がある。
☆高齢者も働く時代に。
☆職人技、匠の技を生かそう。
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「10年後の仕事図鑑」と大きく異なるのが、AI活用について。
AIの実用化が間に合うかどうかは分からないと主張し、あらゆる分野での人手不足を主張していました。
共通点は、高齢者も働くようになるということ、「職人技」などの個人の価値として高い技術の重要さを主張している点でした。
③『2052 今後40年のグローバル予測』ヨルゲン・ランダース 2013年
※この本では、日本の未来というより世界全体の未来の予測について書かれています。
日本はこの本では“米国を除くOECD”グループの一カ国に所属されるので、その点からまとめます。
今後の“米国を除くOECD”グループの予測
・年金受給年齢は緩やかに上がり、高齢化を支える側の負担はますます増える。
・高齢者が働くようになる。
・GDPの成長は2030年代にピークに。
・生産性も落ちる。
・日本とフランスで原子炉は使われ続けるが、再生可能エネルギーも多く使われるようになる。
・気候問題に取り組むようになる。
世界全体の未来の予測
・米国に代わり、中国が台頭する。
・都市化が進み、気候問題で人々の住む場所も限定される。
・美しいサンゴ礁などの自然、生態系の多くが失われる。
・魚や牛肉ではなく鶏肉に頼るようになる。
・太陽光発電が主流となる。
・GDPの高さが豊かさの基準という価値観は壊れ、精神的な豊かさ、幸福度が基準となる。
・サービス業や介護職の需要は伸びる。
☆このままでは地球は壊滅的なほど環境が悪化する。
☆全体の幸せを考えよう。
☆北京語の勉強をしよう。
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①、②の本と比較すると、
かなり長い未来を見据えた世界の将来について環境やエネルギーの視点から書かれていることが多い。
AIについてはあまり触れられていない。
☆☆☆
この三冊を読んで思ったのは、「未来がどうなるかなんて結局誰にも分らない」ということ。
10年前の自分が海外でスマホあれば生活できる今の自分のことなんて
予想できなかったのと同じように、
人は10年後のことすら正確には予測できないのではということ。
そして未来について考えるには、一面的な考えではなく、
環境、労働、金融、政治、AI技術、国際情勢、、
あらゆる面から考えなくては意味ないと思いました。
それでも、今後大事になってくる価値観は
「物の豊かさや収入の多さではなく、精神的な満足度や幸福度」で間違いないと思います。
ただ将来の収入に関しては、全く見当がつかない。ベーシックインカムが導入されるかもしれないし、高い税金を払い終えてから、無年金の高齢者になるかもしれない。
人生の生き方と資産運用については学ばなければならないと思います。
だから、今の自分にできることは、
幸せに生きる人生を考えること、働くとしたら自分や人を幸せにできる方法で働くこと、あらゆることに関心を持って学び続けることだと思いました!
他人を貶めたり、誰かと競争している時間なんてない。
今の自分自身と戦い、より良い未来のために色んなことに挑戦したいと思いました。
今後読みたい本